回転寿司の景色はここ数年で一変した。かつてのようにレーンを流れる寿司を眺めるスタイルは姿を消し、現在は完全受注型のストレートレーンによる提供が標準となっている。注文した瞬間に厨房で仕込まれ、高速レーンで席までダイレクトに届く。乾いたネタとは無縁の世界だ。握りたての温かいシャリと、冷えた新鮮なネタのコントラストがダイレクトに口の中で弾ける。
注文端末の操作性も飛躍的な向上を遂げている。視認性に優れた高解像度タブレットには、アレルギー物質や詳細な産地情報がリアルタイムで表示される。反応は極めて軽快。子供やシニア層でも迷わず直感的に操作できるインターフェースが整っている。テクノロジーが接客の温もりを奪うのではなく、食べる側の心地よさをどこまでも加速させていた。