日本循環器学会が公表している各種ガイドラインでは、血管の内皮細胞が傷つき、脂質が沈着して血管が硬く狭くなる動脈硬化症の危険性が繰り返し警告されている。血管の弾力性が失われると、末梢への血流が滞るだけでなく、血圧の乱高下によってプラーク(血管のコブ)が破裂し、瞬時に血栓が作られてしまう。
近年、スーパーやドラッグストアには血流改善や血圧降下を謳う機能性表示食品が溢れている。消費者は何を手がかりに選ぶべきなのか。臨床データに基づけば、関与成分として「EPA・DHA」「納豆菌由来ナットウキナーゼ」「松樹皮由来ピクノジェノール」「モノグルコシルヘスペリジン」などが明記され、届出表示に具体的な血管機能の維持が記載されているものを選択するのが確実だ。
看板倒れの宣伝文句に惑わされず、科学的根拠(エビデンス)の開示レベルを冷静に見極めるリテラシーが、現代の消費者には求められている。