Q1:1歳半の子どもが嬉しいときに手をパタパタさせます。自閉症の可能性はありますか?
A1:乳幼児期には、感情の高まりを全身で表現する一環として手をパタパタさせる行動が広く見られます。これだけで発達障害と判断することはできません。目が合って微笑み返してくれるか、名前を呼ぶと振り向くか、「あっち見て」と指差した方向を見るか(共同注視)など、コミュニケーション全般の発達を見守り、1歳半健診などで気になる点があれば小児科医に相談してみることを推奨します。
Q2:大人になってから貧乏ゆすりや爪噛みが止まりません。常同行動でしょうか?
A2:大人の場合、無意識の癖として定着しているケースもあれば、未診断のASDやADHDに伴う自己刺激行動・ストレスコーピングとして現れているケースもあります。もし「やめたくても強い衝動で止められない」「緊張すると悪化して仕事に支障が出る」といった場合は、心療内科や大人の発達障害専門外来で感覚特性やストレス負荷のチェックを受けると対処法が明確になります。
Q3:保育園や学校の先生から「授業中に体を揺らすのを止めさせてほしい」と言われたらどうすべきですか?
A3:頭ごなしに禁止させるのではなく、学校側と「なぜその行動が出るのか」の背景を共有することが重要です。「本人は授業を聞くために体を揺らして集中力を保っている」「周囲の音による情報過多を調整している」といった心理的背景を伝え、クッションを敷いて座らせる、休み時間に感覚を解放できる時間を設けるなど、代替策を学校・園と一緒に検討するアプローチが極めて有効です。