デジタルデバイスが生活の隅々まで浸透した現在、かつては50代以降に多く見られた目のトラブルが、10代や20代の若年層にまで「前倒し」で発生している。いわゆる「スマホ老眼」や、若年性の白内障、そしてこの光視症も例外ではない。超高精細なディスプレイや没入型のコンテンツが増えたことで、私たちの目はかつてない過酷な環境に置かれている。
「若いから大丈夫」という過信は通用しない。近視が強い人ほど、眼球の奥行き(眼軸長)が伸びているため、網膜が薄く引き伸ばされている。そこにスマホによる負荷が加われば、網膜剥離のリスクは爆発的に跳ね上がる。若者の強度の近視とスマホ依存の組み合わせは、眼科医が最も懸念するシナリオの一つだ。