政府やシンクタンクが発表する「平均年収」の数字を見て、違和感を覚えたことはないだろうか。それもそのはず、平均値はごく一部の超高所得者が数値を大きく引き上げてしまうため、一般的な会社員の感覚とは大きくズレる傾向がある。
実際のところ、労働者を年収順に並べたときにちょうど真ん中にくる「中央値」は、平均値よりも100万円以上低いのが現実だ。特に単身世帯や地方在住者に限れば、中央値は300万円台前半まで落ち込む。この「100万円のギャップ」こそが、多くの人が抱く「自分は平均以下なのか」という焦燥感の正体に他ならない。