インターネット上で朝比奈彩に対して「エロい」という反響が集中する最大の契機となったのは、世界的大ヒットを記録したNetflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』です。彼女が演じた「クイナ(水鶏光)」は、劇中のほぼ全編を通じてチューブトップのビキニとショートパンツという露出度の高い水着姿で登場します。
今際の国のアリスのクイナが見せた水着姿は、一般的な男性向けのお色気演出とは根本的に異なっていました。ドレッドヘアにタバコをくわえ、鍛え上げられた長い手足をダイナミックに操って敵を圧倒する本格的な空手・マーシャルアーツアクションを披露。激しい立ち回りのなかで躍動する腹筋の陰影やくびれ、しなやかな太ももの筋肉の躍動感が、観客に強烈なインパクトを残しました。
当時のメイキング特番インタビューで本人が語った「ごまかしの利かない水着衣装だからこそ、撮影の数カ月前からパーソナルトレーニングで徹底的に肉体を追い込み、体脂肪を削ぎ落とした」という証言通り、画面に映し出されたのは性的な対象としての身体ではなく、生き残るための武器として極限まで研ぎ澄まされた肉体でした。この「強さ」と「露出」の掛け算が、視聴者に「健康的でありながら抗いがたい色気」として認識され、検索窓に「エロい」という言葉を打ち込ませる原動力となったのです。