昆虫食をドンキホーテのアミューズメント感覚で購入・消費する際に、絶対に軽視してはならない致命的な盲点が存在します。それは「アレルギー表示の重大なリスク」です。
消費者庁や日本アレルギー学会の注意喚起にもある通り、昆虫(特にコオロギ、イナゴ、バッタ、サソリ、タランチュラなど)は分類学・生化学的にエビやカニといった「甲殻類」と共通のアレルゲン(トロポミオシン等)を豊富に含んでいます。そのため、過去にエビやカニで蕁麻疹、口腔アレルギー症候群、呼吸困難を起こした既往歴がある人は、少量のコオロギパウダーを摂取しただけでもアナフィラキシーショックを引き起こす危険性があります。
パーティーやYouTube・TikTok等の企画で「ノリで虫を食べさせる」という動画が定着していますが、相手の甲殻類アレルギーの有無を確認せずに昆虫食を口に含ませる行為は、極めて危険な人身事故に直結します。ドンキの店舗で売られているからといって「安全な駄菓子」と同一視してはならず、パッケージ裏面のアレルギー表記(「甲殻類アレルギーをお持ちの方はお控えください」)を厳格に順守する知識が求められます。