端正なルックスに注目が集まりがちですが、俳優としての道枝駿佑を支えているのは、地道な努力に裏打ちされた演技力の進化です。
2017年のドラマ『母になる』で誘拐被害に遭った息子役を演じ、無垢さと影を抱えた難役で鮮烈なドラマデビューを飾りました。その後、『俺のスカート、どこ行った?』(2019年)、舞台『ロミオとジュリエット』(2026年)など、着実にステップを踏んでいきます。
なかでも大きな節目となったのが、2026年のドラマ『消えた初恋』(テレビ朝日系・目黒蓮とW主演)と、2026年の『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)です。『消えた初恋』で見せたコミカルかつ繊細な感情表現は国内外のSNSで大反響を呼び、アジア圏での知名度を一気に押し上げました。
また、事務所の歴代トップスター(堂本剛、松本潤、亀梨和也、山田涼介)が受け継いできた大看板である5代目金田一一を襲名したことは、彼が正統派エースとして認められた決定的な証左です。原作への深いリスペクトを抱きながら、親しみやすさと推理時の鋭いギャップを見事に体現しました。
さらに2026年の主演ドラマ『マルス-ゼロの革命-』では、これまでの透明感ある優等生イメージを覆すダークヒーロー役に挑戦。金髪姿でカリスマ的な扇動者を演じきり、役幅の広さを業界関係者に見せつけました。