石坂浩二の人間関係を語る上で欠かせないもう一人の重要人物が、女優の加賀まりこです。かつて若き日の石坂浩二と加賀まりこは恋人関係にあり、破局後も親友としての関係を続けていました。驚くべきことに、石坂に浅丘ルリ子を紹介し、結婚のキューピッドとなったのも加賀まりこその人でした。
元恋人(加賀まりこ)、元妻(浅丘ルリ子)、そして石坂浩二という複雑怪奇になりかねない三角関係ですが、当人たちの間にはドロドロとした遺恨は一切存在しません。その奇跡的な信頼関係が世間に広く認知されたのが、2017年に放送された倉本聰脚本のテレビ朝日系帯ドラマ『やすらぎの郷』での豪華共演です。
ドラマ内では、石坂浩二演じる主人公・菊村栄を巡り、浅丘ルリ子や加賀まりこが往年の名女優役として丁々発止のやり取りを繰り広げました。制作発表会見でも浅丘が「兵ちゃん(石坂の愛称)」と呼びかけ、軽妙なツッコミを入れるなど、30年の結婚生活と別れを経てなお失われない深い絆を披露。視聴者や芸能マスコミからは「これほど風通しが良く美しい元夫婦の形があるのか」と絶賛を集めました。
現在の一般人妻もこうした元妻たちとのプロフェッショナルな関係性を完全に理解しており、夫の俳優としてのキャリアと交友関係を寛容に見守っていると伝えられています。