ファンやメディアから敬意を込めて「龍を飼う男」と称される理由。それは、一見すると無謀に見える勝負手を見事に成就させる、常人離れした展開力と決断力にある。
相手のリーチがかかった絶体絶命の局面でも、彼は安易にベタオリを選択しない。押し返せる要素をミリ単位で見つけ出し、危険牌をすれすれで通しながらアガリへと漕ぎ着ける。その姿はまさに、荒れ狂う龍を手手なずけて自分の支配下に置いているかのようだ。
守りの硬さにおいても定評がある。オリると決めた際の隙のない打ち回しは鉄壁であり、相手に付け入る隙を一切与えない。攻守の切り替えの速さとその精度の高さが、彼の対戦相手に凄まじいプレッシャーを与え続けている。