加護亜依が単なるマスコット的アイドルにとどまらなかった最大の理由は、その突出した音楽的資質と歌唱力にあります。サウンドプロデューサーのつんく♂氏は、公式ライナーノーツや音楽メディアのインタビューにおいて、加護亜依のリズム感とピッチの良さを初期から一貫して高く評価していました。
特に彼女の声質は、少しハスキーでありながら抜けの良い高音と、ブラックミュージックや16ビートを自然に乗りこなす「ハネ感」を持ち合わせていました。後年、ジャズやオールディーズのライブを行う際にも発揮されるこの歌唱力は、モーニング娘。の楽曲における複雑なコーラスワークやユニゾンを底上げする重要な柱となっていたのです。