日本版実写映画の公開から数年後、世界中の映画ファンを驚かせたのがハリウッドによる実写映画化プロジェクトの始動でした。2018年10月、ワーナー・ブラザースが講談社と正式に契約を結び、実写映画化権を獲得したことが公式発表されました。
しかし、正式発表から長い歳月が流れた現在、SNS上では「進撃の巨人 実写 ハリウッド 中止になったのではないか」という噂が定期的に浮上しています。ハリウッド版の現在地と事実関係を整理します。
結論から申し上げますと、ハリウッド実写版のプロジェクトは公式に中止されたわけではありません。メガホンを取るのは、大ヒットホラー『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』やDC映画『ザ・フラッシュ』を手掛けた俊英、アンディ・ムスキエティ監督です。製作には『ハリー・ポッター』シリーズや『ファンタスティック・ビースト』シリーズを手掛けたヘイデイ・フィルムズのデイヴィッド・ヘイマンが名を連ねています。
プロジェクトが遅延している背景には、ハリウッド特有の大規模なスタジオ事情が関係しています。ムスキエティ監督が『ザ・フラッシュ』の製作および大規模なポストプロダクションに長期間拘束されていたこと、さらに2026年に発生した全米脚本家組合(WGA)および全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)の大規模ストライキによって、ワーナー全体の映画開発スケジュールが玉突き事故のように大幅に遅延したことが直接の引き金となりました。
気になる進撃の巨人 ハリウッド版 公開日については、ワーナー・ブラザースからの公式アナウンスは依然として未定のままとなっています。ムスキエティ監督はDCスタジオの新作バットマン映画『The Brave and the Bold』の監督にも就任しており、プロジェクトの優先順位とプリプロダクションの進行状況が注視されています。超巨額の製作費と高度なVFXが必要とされるIPであるため、脚本のブラッシュアップと予算編成を慎重に進めている段階であると業界関係筋では見られています。