長野博と白石美帆の夫婦生活を象徴するのが、徹底的にこだわり抜かれた自宅のキッチン空間です。料理番組や雑誌インタビューで語られた断片的なエピソードからも、二人の家庭が「食」を中心として極めて円滑に回っている様子が窺えます。
長野博は年間1,000軒以上の飲食店を食べ歩いてきたほどの外食通ですが、家庭内では白石美帆の作る栄養バランスの取れた和食を心から愛好しています。旬の野菜をふんだんに取り入れた副菜や、出汁から丁寧に引いた汁物など、栄養士としての知見が詰まった献立が食卓に並びます。
一方の長野博も、地方ロケで手に入れた希少な調味料や産直の厳選食材を持ち帰り、自ら厨房に立って特別な一皿を振る舞うことがあります。「どちらか一方が家事を押し付けられる」のではなく、「美味しいものを家族で楽しむ」というポジティブな動機が家事の根底にあるため、家庭内に不満や摩擦が生じにくい構造が作られているのです。