漢方薬の効果を100%引き出すためには、服用方法の厳守が欠かせません。補中益気湯 飲むタイミング 食前(食事の30分〜1時間前)または食間(食後2時間程度の空腹時)が原則です。胃の中に食べ物が入っていない状態で水または白湯で服用することで、生薬成分が腸内細菌叢にしっかりと届き、効率よく吸収されます。
そして、最も知っておくべきは補中益気湯 副作用と注意点です。天然由来の生薬だからといってリスクがゼロなわけではありません。
配合生薬である「カンゾウ(甘草)」の過剰摂取や長期連用により、体内のカリウムが排出されてナトリウムが蓄積する偽アルドステロン症(血圧上昇、むくみ、手足の脱力感・しびれ)や、それに伴うミオパチーが報告されています。他の風邪薬や漢方薬と併用して甘草の総摂取量が増えないよう確認が必要です。
また、体質的な禁忌として「実熱(じつねつ)」タイプが挙げられます。顔色が赤く、体力が充実していて暑がり、脈や声に勢いがある人が補中益気湯を服用すると、体内に熱がこもりすぎてイライラ、不眠、のぼせ、血圧上昇を招く「誤治(ごち)」となるため厳重な注意が求められます。