メディア露出の多さから、一部では「スケートよりも芸能活動を優先しているのではないか」という穿った見方をされることもありました。しかし、これはプロフィギュアスケーターの活動実態に対する大きな誤解です。
本田真凜のプロ転向後の活動を見れば明白な通り、彼女の軸足は常に氷上にあります。特に話題を呼んだ『ワンピース・オン・アイス』におけるネフェルタリ・ビビ役など、演技力・表現力・技術が極めて高度に要求されるアイスショーの現場において、彼女の存在感は唯一無二です。
ジャンプの難易度を競う競技フィギュアと、観客を物語の世界へ引き込むエンターテインメントとしてのプロスケートは、求められる身体表現の質が異なります。彼女はタレントとして氷を離れたのではなく、自らの最大の強みである「芸術的表現力」を最大限に発揮できるフィールドへ活動の場を移したというのが正確な実態です。