BWFワールドツアーの秋の欧州遠征初戦として位置づけられるデンマークオープンは、年間成績上位者のみが集うスーパー750の過酷なトーナメントです。バドミントン女子シングルス速報がリアルタイムで駆け巡る中、山口茜選手は厳しいドロー(組み合わせ)を卓越した配球術で勝ち上がっていきました。
今大会のデンマークオープン ドロー トーナメント表を見ると、1回戦から欧州の実力派選手や中国・韓国の新進気鋭世代がひしめく激戦区に配置されました。序盤のラウンドでは、相手の鋭いスマッシュを低重心のレシーブで拾い続け、得意のカットとクリアを組み合わせた立体的な配球で主導権を握る展開が光りました。準決勝・決勝へと進む過密日程の中、1ラリーごとに見せた冷静沈着な状況判断は、かつての運動量頼みのプレーから完全に脱皮した姿を証明しています。
報道各社の取材に応じた現場関係者によると、山口選手はコートに入る直前まで入念なストレッチを行い、ラリー間のインターバルでも自らの呼吸と下半身の設置感を静かに確認していたといいます。フルゲームに突入した局面でも焦りの表情は一切見られず、相手の逆を突くクロスカットを要所で沈める試合展開に、現地の観客席からも感嘆の拍手が送られました。