もちろん、恵まれた環境ばかりではない。外野のスペースは陸上部やサッカー部と共有しており、フリー打撃を行える時間やエリアには厳格な制限がある。硬式球が他部員に当たらないよう、常に安全への配慮も欠かせない。
しかし、この制約こそが「限られたスペースでどう工夫するか」という思考力を養った。室内でのVBT(バーベル速度トラッキング)トレーニングや、狭いエリアでの実戦的判断力を磨くミニゲームなど、アイデアでハンデを相殺。勉強との両立も徹底されており、テスト期間中の集中した学習態勢が、そのまま試合中の高い集中力へとリンクしている。