噂が単なる一過性のデマで終わらず、長期間にわたって検索され続けた最大の転換点は、女優転身後の意欲作で見せた大胆な演技と衣装演出にあります。特に2016年に放送された主演ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)は、前田敦子のパブリックイメージを根底から覆す決定的な契機となりました。
同作で前田が演じたのは、二股恋愛を平然と繰り返し、奔放な男性関係を持つ政治記者・毒島ゆり子。深夜帯の放送枠ということもあり、毎話のように濃厚なキスシーンや生々しいベッドシーン、キャミソールやスリップといった露出度の高いランジェリー姿が惜しみなく披露されました。劇中で見せた艶やかな下着姿やタイトなオフィスファッションの着こなしが、視聴者の間で「あの衣装の下はどうなっているのか」という強い関心を呼び起こしたのです。
また、映画『さよなら歌舞伎町』(2015年公開)や『イニシエーション・ラブ』(2015年公開)など、一筋縄ではいかない複雑な大人の女性を演じる映画出演作が相次いだ時期とも重なります。体当たりの演技に挑む彼女のプロ意識が、皮肉にもネット上での過激なワード検索を後押しする結果となりました。