体調が安定してくると直面するのが、「時間の経過が極端に遅く感じる」という病室特有の退屈さと精神的孤立感です。消灯時間は一般的に21時と早く、暗がりの中で眠れない時間をどうやり過ごすかは、メンタルヘルスを良好に保つための重要課題です。
現代の入院生活において、院内フリーWi-Fiの事前確認、または大容量モバイルWi-FiのレンタルはQOLの根幹を担います。タブレット端末やスマートフォンに動画配信サービス(Netflix、Amazonプライム・ビデオ等)のコンテンツをあらかじめダウンロードしておけば、回線が不安定な時間帯でも通信制限を気にせず映画やドラマを楽しめます。
ここで見落としがちなのがイヤホンの仕様です。病室のテレビを視聴する場合、Bluetooth非対応の古いモニターが多いため、3メートル程度の長さを持つ有線イヤホンが必要になります。一方、スマートフォンでの動画視聴や音楽鑑賞には、寝返りを打ってもコードが絡まない完全ワイヤレスイヤホンが適しています。さらに、同室者のいびきやナースコールの電子音、足音を遮断するために、高性能な耳栓やノイズキャンセリング機能付きイヤホン、蒸気で温まるアイマスクを用意しておくと、消灯後の入眠導入が格段にスムーズになります。