多くのサロンで絶賛されるイルミナカラーですが、情報が広がるにつれて生じた「2つの大きな誤解」を是正しておく必要があります。
誤解①:「イルミナカラーは完全に傷まないゼロダメージの魔法の薬である」
これは明らかな誇大表現です。イルミナカラーも医薬部外品の酸化染毛剤であり、髪を明るくするためのアルカリ剤や過酸化水素を使用しています。あくまで「金属イオンとの過剰反応を抑えることで、従来の薬剤に比べてキューティクル損傷を最小限にとどめている」のであって、ダメージが完全にゼロになるわけではありません。日頃のアイロン熱や紫外線対策を怠れば、毛先の乾燥は進行します。
誤解②:「白髪は全く染まらない」
かつては「イルミナカラーは黒髪専用でおしゃれ染め専用」と認識されていましたが、現在は専用のトーンダウン剤「シャドウ」などをプロが調合することで、白髪を自然にぼかしながら透明感を与える施術が主流になっています。白髪を真っ黒に塗りつぶすのではなく、黒髪と白髪のコントラストを減らして馴染ませる「白髪ぼかしハイライト」や「育てるグレイカラー」のベース剤として、非常に高い効果を発揮します。
【プロの結論】イルミナカラーが向いている人・おすすめできない人の判断基準
【イルミナカラーが向いている人】
・ブリーチはしたくないが、日本人特有の赤みやオレンジみを消して透明感を出したい人
・カラーを繰り返すことで髪がパサつき、手触りやツヤの低下に悩んでいる人
・色落ちの過程も楽しみたい、退色しても品のあるベージュ系を保ちたい人
・白髪を暗く塗りつぶさず、透明感を持たせながらお洒落にぼかしたい人
【慎重に検討すべき・おすすめできない人】
・原色のビビッドなネオンカラーや、白に近いプラチナブロンドを一気に作りたい人(事前のケアブリーチが必須)
・とにかく1円でも安くヘアカラーを済ませたい人(通常カラーよりコストが高いため)
・白髪比率が非常に高く、生え際まで真っ黒・濃茶に完全密着させて染め上げたい人