戦後日本の政権を長らく担ってきた自由民主党の歴史には、官僚出身のエリート政策通と、地方議員や現場叩き上げの実力者という双璧の存在があった。緻密な制度設計には官僚出身者の頭脳が不可欠だが、国家の危機や大きな政策転換の局面で舵を切ってきたのは、しばしば泥臭い現場感覚を持つ叩き上げ議員たちだった。
日本の政治・行政が硬直化の危機に瀕した際、学歴の枠にとらわれない異能の人物が潤滑油となり、国民の目線に立った改革を断行する。2026年の政治改革論議においても、こうした「現場のリアリティ」を知る議員の希少価値は高まるばかりだ。