こうした体質的な背景と健康志向の波を受け、日本のカフェ文化やスーパーの店頭は今、未曾有の「代替ミルクブーム」を迎えている。
中でも存在感を増しているのが、植物性代替ミルク(オーツミルク・豆乳)だ。古くから日本人に親しまれてきた豆乳は、豊富な植物性タンパク質とイソフラボンを含み、日本人の消化器官と相性が良い。また、近年急成長を遂げたオーツミルクは、えん麦由来の自然な甘みと豊かな食物繊維が魅力で、ラテにしてもクリーミーな泡立ちを楽しめることから絶大な人気を博している。
医療・ヘルスケア産業もこの変化を逃さない。個人の遺伝子検査に基づいたパーソナライズ栄養指導や、乳糖分解酵素を補助するサプリメントの開発など、乳製品を我慢するのではなく、テクノロジーと多様な食品でQOL(生活の質)を高める製品が次々と誕生している。