SNSやQ&Aコミュニティに寄せられる「2L判印刷の失敗談」を精査すると、技術的な仕様を知らないことによる共通のトラブルパターンが浮き彫りになります。
特に多いのが、「学校行事の集合写真を2L判で印刷したら、両端の児童が見切れてしまった」という事例です。一般的な集合写真は横長構図で撮影されますが、カメラのアスペクト比(3:2)のまま2L判(約1.4:1)の用紙全体にフィットさせて印刷(フチなし印刷)を行うと、左右の端が強制的に約7%前後カットされます。これを防ぐためには、プリント注文機の画面で「フチあり(余白あり)」を選択するか、画像編集ソフトで四方に余裕を持たせたレイアウトに設定しなければなりません。
また、フォトフレーム(額縁)への収納時にも特有の摩擦が生じています。市販の100円ショップ(ダイソーやセリア等)やインテリアショップで販売されている「2L判用フォトフレーム」は、写真が脱落しないよう枠の開口部(マット窓寸)が外寸より一回り小さく(約120×170mm程度に)設計されています。そのため、被写体の顔や文字が写真の際(キワ)ギリギリにあると、フレームに入れた瞬間に枠で隠れてしまうという現象が起こります。