観光客が最も陥りやすい誤解が、「空が晴れていれば必ず船が出る」という思い込みです。日本海に面する能登金剛は、陸上の天候が快晴であっても、沖合の風や遠方の低気圧による『うねり』によって欠航になる確率が比較的高いエリアです。
運航事業者が設定している主な欠航基準は以下の通りです。
- 波高:外海の波の高さが1.0〜1.5メートル以上に達した場合。
- 風速:突風または平均風速が8〜10m/s以上に達した場合。
- 視界:濃霧や激しい降雨により前方視界が著しく悪化した場合。
- 潮位とウネリ:満潮時や干潮時の異常潮位、洞門付近への急激な引き波・打ち寄せ波が観測された場合。
特に春先や秋口の季節の変わり目は、朝一番は出航していても昼過ぎから急激に波が立ち、途中で欠航へ切り替わるケースがあります。インターネット上の情報だけで「営業中」と判断せず、訪問当日の朝8時30分〜9時頃に運航窓口(電話確認)へ直接問い合わせることが、無駄足を防ぐ鉄則です。