世間一般には「2019年秋のタピオカ店をめぐる恫喝DM騒動による活動自粛が直接の引き金」と記憶されがちですが、実際にはそれ以前から二人の婚姻関係は修復不可能な段階に達していました。
報道関係者や当時の特番インタビュー、本人が自著などで語った生の証言によると、結婚生活の中盤以降、日常的な激しい口論が常態化していました。小さな生活態度の違いや家事・育児に対するスタンスのズレから、ドアノブが壊れるほどの激しい衝突へと発展することもしばしばあり、離婚の数年前からは同じマンション内で部屋を分ける「家庭内別居」に近い状態が断続的に生じていたと伝えられています。
そこにタピオカ騒動が勃発し、家庭内の空気はさらに硬直。藤本敏史側としても芸人としての仕事への影響を免れず、連日の報道とバッシングに晒される中で、互いに冷静な話し合いを持った結果、「これ以上一緒に居続けることは夫婦双方にとっても、何より子供たちにとっても健全ではない」という結論に至り、2019年末の離婚届提出という形になりました。
当時、ネット上を中心に過熱した「賠償金や違約金から逃れるための偽装離婚ではないか」という疑惑について、法曹関係者や芸能ジャーナリストの見解は明確にこれを否定しています。個人事業主としての契約形態や当時の民事訴訟の枠組みにおいて、離婚によって損害賠償責任の法的所在が免責される構造にはなく、実態としては純粋な夫婦関係の破綻であったことが後の経緯からも立証されています。