有村架純さんの口元の軌跡を振り返る上で欠かせないのが、2010年のドラマ『ハガネの女』でのデビュー初期から、2013年の『あまちゃん』で若き日の春子役を演じたブレイク前後のビジュアル比較です。当時の映像やスチール写真を詳細に確認すると、現在の完成された歯列とは異なる、少女らしい初々しい特徴が見受けられます。
当時の有村さんは、上顎の前歯2本がわずかに前に出ており、両脇の側切歯(2番目の歯)がやや後退気味に位置する「軽度の叢生(そうせい・デコボコ)」がありました。また、笑った際に犬歯が愛らしく際立つ八重歯傾向があり、口角を大きく広げた際には歯茎がわずかに覗くマイルドなガミースマイルの要素も持ち合わせていました。この素朴で飾らない口元が、昭和のアイドルを彷彿とさせる親しみやすさを生み出していたことは間違いありません。
しかし、映画『ストロボ・エッジ』や『映画 ビリギャル』で主演を務め、国民的女優へと駆け上がった2015年前後から、前歯の凹凸が滑らかに整い始めます。笑った際に見える歯の露出バランスが劇的に均一化し、上唇のアーチに美しく沿った「スマイルライン」が完成していきました。昔と現在を比較すると、単に並びが揃っただけでなく、前歯の傾斜角度が内側に美しく収まっていることが明白です。