『世界の中心で愛を叫ぶ』が伝説として語られる最大の要因は、当時まだ若手だった主要キャスト陣が、2026年の現在に至るまで日本のエンタメ界を牽引する主役級スターとして君臨し続けている点にあります。
映画版でアキを演じた長澤まさみは、自ら志願してスキンヘッドになるなど壮絶な役作りを敢行。第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を史上最年少で受賞し、今や映画界・舞台界になくてはならない大女優としての確固たる地位を築いています。高校時代のサクを演じた森山未來もまた、唯一無二の身体表現と圧倒的な憑依力で、国際的な舞台や映画で活躍するトップアーティストへと進化を遂げました。
ドラマ版で難役に挑んだ綾瀬はるかも、同じく丸刈り姿を披露し、そのひたむきな演技で一躍国民的女優へと駆け上がりました。繊細な青年サクを演じ切った山田孝之は、その後カメレオン俳優として数々の名作を生み出し、近年ではプロデューサーやクリエイターとしても業界に革命を起こし続けています。