イチロー氏の驚異的なパフォーマンスを裏で支え続けたのが、妻・弓子夫人の妥協なき料理の腕前です。シアトルの自宅で振る舞われていたカレーは、市販のルーをただ溶かしただけのものではありませんでした。
関係者の証言やこれまでの取材から判明している、弓子夫人特製カレーのこだわりと具材の特徴は以下の通りです。
- ベースとなる肉:じっくりと下処理をしてアクと余分な脂を抜き、ホロホロになるまで煮込んだ上質な牛すじ肉や牛肉の赤身。
- 野菜のソテー:玉ねぎを飴色になるまで数時間かけてじっくり炒め、自然な甘みと深いコクを抽出。にんじんやセロリなどの香味野菜もペースト状に溶け込ませる。
- 秘伝の隠し味:すりおろした生姜・にんにくに加え、隠し味として少量の醤油、ソース、チャツネ(果物のペースト)をバランスよく配合。後味をさっぱりと引き締める工夫が凝らされていました。
家庭でこの味を再現する際は、牛すじ肉を下茹でして脂を落とした後、飴色玉ねぎと香味野菜のすりおろしをたっぷり加え、市販の辛口ルーに醤油とチャツネを数滴たらして一晩寝かせると、深みのある本格的な味わいに近づけることができます。