この独特な響きを持つ言葉のルーツは、2000年代後半のプロ野球界に遡ります。ンゴ元ネタとなったのは、当時東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していたドミニカ共和国出身の右腕、ドミンゴグスマン(Domingo Guzmán)投手です。
歴史の転換点となったのは、2008年3月28日に行われたパ・リーグ開幕戦(福岡ソフトバンクホークス対東北楽天ゴールデンイーグルス)でした。同点で迎えた9回裏、1死満塁の絶体絶命のピンチで救援登板したドミンゴ投手は、打席に入った柴原洋選手に対し、なんと初球を右翼席へ運ばれるサヨナラ満塁本塁打を被弾。プロ野球史上初となる「開幕戦・1球投げて敗戦投手」という前代未聞の記録を残すことになりました。
このあまりにも劇的なドミンゴ事件経緯は、当時ネット上で試合実況を行っていたファンに強烈な衝撃を与えました。信じられないやらかしを目撃した人々が、掲示板上で「ドミンゴwww」「ドミンゴォォォ」と書き込み、やがてその名前の後ろ2文字を取った「ンゴ」という略称が、絶望的な大失敗を象徴するスラングとして定着していったのです。