Q1:北杜夫の作品を初めて読むなら、どの本が一番おすすめですか?
A1:まずは軽快なユーモアと豊かな知性を味わえる『どくとるマンボウ航海記』が最適です。エッセイでその人柄に親しんだ後、純文学の傑作『夜と霧の隅で』や大作『楡家の人びと』へと進むと、その圧倒的な文学的才能の深さを堪能できます。
Q2:北杜夫というペンネームの正確な由来は何ですか?
A2:青年時代を過ごした長野県松本市の豊かな自然にちなんでいます。「北」は彼が愛した信州の北アルプスや北方への憧憬を指し、「杜夫」は仙台や信州の緑豊かな杜(もり)に住む男という意味が込められています。
Q3:娘の斎藤由香さんは現在どのような活動をしていますか?
A3:エッセイストとして活躍しています。製薬会社の広報勤務時代に執筆した『窓際OL』シリーズで人気を博し、父・北杜夫との破天荒かつ温かい家庭生活を描いた『猛父襲来』などを発表。父の文学的遺産を後世に伝える活動も精力的に行っています。