リュックを背負った状態の体型は、背中側に大きな凸凹が生まれる特殊なシルエットになります。通常設計のレインコートをそのまま着用すると、生地がリュックの厚みに引っ張られて後身頃が大きく持ち上がり、お尻から太ももにかけて無防備な隙間が生じてしまいます。
この致命的な弱点を克服したのが、マチ付きレインウェアと呼ばれる設計です。背面の中心部分に隠しファスナーやプリーツ状のマチが配置されており、荷物を背負う際はファスナーを開くだけで身幅が瞬時に拡張。20L〜30Lクラスの大型デイパックを背負った状態でも、裾が水平を保ち、リュックごと体をすっぽり包み込む構造になっています。
荷物を持たない日にはマチを閉じておけば、通常のすっきりとしたシルエットのレインコートとして使えるため、1着で2役をこなす汎用性の高さが支持を集めています。