日本大学通信教育部の門戸は広く開かれています。日本大学通信教育部の入試は学力試験ではなく、志望理由書を中心とした書類選考が基本です。そのため入学自体は容易ですが、真の試練は入学後に始まります。日大通信の卒業率は公式には詳細公表されていないものの、通信制大学全体の平均と同様、実質的には15%〜20%前後と推計されます。
この数字だけを見ると「学術的な難易度が極端に高すぎるのではないか」と不安に感じるかもしれません。しかし、難しさの本質はテストの難度ではなく、自律的なペース配分の難しさにあります。通学制のように決まった時間割や出席管理がないため、仕事や家事に追われる中で学習を後回しにしてしまい、自然消滅的に退学・休学を選んでしまう受講生が多いのが現実です。
また、進級や卒業要件を満たすためには「レポート合格」と「科目修得試験の合格」をセットでクリアしなければならず、この地道な積み重ねを数年間にわたって継続する精神力が求められます。「いつでも学べる」という自由度の高さが、自己管理が苦手な人にとっては最大の落とし穴となります。