一家の大黒柱を失った佐々木家を支えたのは、母・陽子さんの並々ならぬ覚悟と愛情でした。佐々木家の家族構成は、母・陽子さんを中心に、3歳上の長男・琉希さん、次男・朗希投手、そして4歳下の三男・怜希さんの3人兄弟です。
陽子さんは保険会社の営業職などに就き、女手一つで食べ盛りの男の子3人を育てるため、朝から晩まで休むことなく働き続けました。育ち盛りの息子たちのために毎日大量の食事を用意し、身体作りに欠かせない栄養バランスの取れた食卓を整え続けました。弱音を一切吐かず、常に笑顔で息子たちの夢を後押しした母の存在が、佐々木投手の最大の心の拠り所でした。
また、3歳年上の長男・琉希さんは、亡き父に代わって幼い弟たちの父親役を務めました。朗希投手に対して時に厳しく野球の練習相手となり、生活面でも弟たちを引っ張る存在でした。こうした家族全員の強固な結束があったからこそ、失意のどん底から再び前を向くことができたのです。