突発的に見える失踪も、振り返ってみれば事前にいくつかの前兆行動が見られたケースが多い。部屋の片付けを突然始めたり、大切にしていた所持品を友人にあげたりする行動は、心理学的に「終活」に似た心理準備として知られている。
また、スマートフォンの使用頻度が極端に変化する、あるいは夜間に自室で誰かと密談する様子が見られるなど、生活リズムの乱れや会話の途絶も重要なシグナルだ。「急に静かになった」「反抗期が終わったように素直になった」といった一見肯定的に思える変化の陰に、大きな決断を固めた若者の緊張が隠れている場合もある。