「長さを間違えて短くしすぎた」「テープが斜めにズレてシワが入った」といった場合でも、裾上げテープは適切な手順を踏めばきれいに剥がしてやり直すことができます。
最も基本的かつ効果的な剥がし方は、アイロンのスチームによる再加熱です。剥がしたい部分に濡らした当て布を置き、高温のスチームアイロンを10秒ほど当てると、冷え固まっていた接着樹脂が再び熱で柔らかくなります。熱いうちに端からゆっくりと生地を引っ張るようにめくると、繊維を傷めずにテープを剥がすことが可能です。
テープ本体を取り除いた後、生地の表面に白く残ってしまった接着剤(糊)の残りカスには、薬局や100均でも手に入る「無水エタノール」や市販のシール剥がし液が有効です。コットンや不要な布にエタノールを含ませ、糊残りの部分を優しく叩くように馴染ませると、溶け出した樹脂をきれいに拭き取ることができます。その後、中性洗剤で軽く部分洗いすれば、再度新しいテープで裾上げをやり直せます。