今回の組織統合は、単なる組織の名称変更にとどまらない。連日のように各メディアの医療・行政ニュースを賑わせているこの再編劇だが、真のインパクトは病原体の遺伝子解析データと臨床データのリアルタイム共有にある。現場の医師が確認した症例データが、即座に研究者へと共有され、ワクチンや治療薬の開発へとフィードバックされる仕組みが構築されつつある。
戸山庁舎の敷地内では、新たな司令塔として機能するための情報プラットフォームの改修が加速している。これにより、感染拡大の初期段階で迅速な行政判断を下すための科学的根拠(エビデンス)が瞬時に提供されるようになる。