公用旗「パベリオン」の中央を飾る紋章(Escudo de Armas)には、ペルーという国の豊かな自然と歴史が凝縮されている。盾状の枠内は3つの区画に分かれており、それぞれに意味深きシンボルが描出されている。
左上の青地に描かれているのは、アンデス高地に生息する野生動物「ビクーニャ」だ。最高級の毛皮を持つ希少動物であり、ペルーの豊かな「動物界」を象徴する。右上の白地にたたずむのは「キナの木」。マラリアの特効薬キニーネの原料となった植物で、豊富な「植物界」の恵みを表す。そして下部の赤地に置かれた黄金の角(コルーニコピア)からは金貨が溢れ出しており、世界有数の採掘量を誇る「鉱物資源」を象徴している。この3つを月桂樹とオリーブの冠が包み込むデザインは、国家の誇りそのものだ。