華々しいミリオンセラーの栄光とは対照的に、Le Coupleのブレイクまでの道のりは極めて泥臭く過酷なものでした。1994年のメジャーデビュー後、しばらくはヒット作に恵まれず、契約打ち切りの危機に直面していた時期があります。
背水の陣を敷いた2人は、自ら中古のワゴン車に機材と寝袋を積み込み、全国のCDショップや老人ホーム、公民館を回る過酷な手売りツアーを敢行しました。全国各地で生演奏を披露しながら、手作りのチラシやCDを1枚ずつ手渡していく地道な活動を何年も継続。車中泊を重ねながら音楽を届け続けたその強靭なライブ経験と培われた表現力こそが、後に訪れるチャンスを確実にものにする原動力となりました。