設置スペースの幅や奥行きだけを測って満足してはいけない。実生活で最も重要なのは、「扉を開けたときの最大稼働域」だ。
冷蔵庫の扉は、90度開くだけでは内部のチルドトレイや野菜室の引き出しパーツを取り出せない構造になっていることが多い。パーツを丸洗いするために引き出すには、扉が110度〜120度近くまで全開になる必要がある。
もし壁ギリギリに冷蔵庫を配置し、ドアハンドルや扉自体が壁にぶつかって90度までしか開かない場合、中の棚板やケースを外して掃除することすら不可能になってしまう。カタログに記載された「放熱スペース(左右数センチ)」に加え、扉の厚みと旋回半径分の余裕を必ず計算に入れておきたい。