北斗杯編の終了理由として、ネット上では「韓国の棋士や関係者からの抗議があったのではないか」という都市伝説的な噂が囁かれた時期がありました。作中に登場した韓国のエース・高永夏の不敵なキャラクター像が、実在のプロ棋士をモデルにしていたことから軋轢が生じたという説です。
高永夏のモデルに関する真相として、当時世界最強と謳われた韓国の李世乭(イ・セドル)九段や朴廷桓(パク・ジョンファン)九段らの若き日の気風が投影されていると言われていますが、抗議によって連載が打ち切られたという事実はありません。当時の韓国囲碁界の圧倒的な強さと、それに立ち向かう日本の若手棋士のリアリティを追求した結果のドラマ構築であり、対局描写の過熱ぶりが読者の間で深読みを生んだというのが実情です。