かつて高専生の進路といえば、大手メーカーへの就職か名門大学への編入学が二大ルートだった。しかし2026年の今、第三の選択肢として「在学中の起業」がすっかり定着しつつある。
校内のインキュベーションスペースからは、画像認識AIを活用した農業ロボットや、次世代バッテリーの劣化診断アルゴリズムを手がけるベンチャー企業が次々と産声を上げている。投資家からの資金調達に成功し、海外市場へ打って出る10代・20代前半のCEOも珍しくない。机上の空論ではなく、実際に動く「モノ」と「コード」を目の前で提示できる強みが、ベンチャーキャピタルからも高い評価を得ている。