焼きうどんという料理の歴史をひもとくと、戦後の混乱期に福岡県北九州市の小倉で生まれたとされる。乾麺の焼きそば麺が入手困難だった時代、焼きそばの代わりにうどん麺を使って香ばしく炒めたのがすべての始まりだ。この「小倉発祥の焼きうどん文化」を、独自のこだわりとともに進化させたのが資さんうどんに他ならない。
資さんうどんの焼きうどんにおける最大の特徴は、何と言っても熱々の「鉄板」で提供される点にある。厨房の高温で一気に炒め上げられたうどんは、じゅうじゅうと音を立てる鉄板の上で最後まで冷めることなく、香ばしさを増しながら客席へと運ばれてくる。お皿に乗ったしんなりした焼きうどんとは一線を画すこの圧倒的なライブ感が、食べる者の食欲を直球で刺激するのだ。