運営側のAIフィルターは日々進化している。しかし、投稿者側の手口はそれを上回るスピードで巧妙化しているのが実態だ。現在主流となっているのは、動画の冒頭や途中に一瞬だけ過激なカットを挟み込む「サブリミナル手法」である。AIが検知しにくい0.5秒以下のフレームに、きわどい画像を仕込むことで、自動検知システムをバイパスするのだ。
さらに、ハッシュタグの表記揺れも深刻だ。直接的な表現を避け、絵文字を組み合わせたり、特殊文字を使ったりして検索網をかいくぐる。ユーザー側もこれを「暗号」として理解しており、特定のキーワードで検索すれば、容易に目的のコンテンツにアクセスできるエコシステムが完成している。