ギンビスといえば、英単語がプリントされた黄色いパッケージのたべっ子どうぶつを思い浮かべる人も多いだろう。実はこの国民的知育菓子も、アスパラガスで培われた「薄焼きでサクサクとした食感」と「バターやごまの風味を活かす焼き分け技術」の延長線上に誕生したものだ。
現在、同社を率いる代表取締役社長の宮本周治は、伝統の味を頑なに守りつつも、時代に合わせた大胆なアップデートを仕掛けている。一口サイズで食べやすい「ミニアスパラガス」の展開や、チョコレートをしみ込ませた含浸シリーズの開発など、既存の枠にとらわれない商品群を次々と投入。半世紀以上続く味の骨格を変えることなく、現代人の多様なライフスタイルに寄り添う戦略を展開している。