ひとみばあさんが最も暴れ回った舞台といえば、フジテレビ系列で放送された『志村けんのだいじょうぶだぁ』や『志村けんのバカ殿様』だ。マッサージ師や旅館の仲居、定食屋の店員、あるいは警備員など、さまざまなシチュエーションで登場し、共演者を翻弄し続けた。
特にマッサージのコントでは、客の背中を踏みつけたり、ツボとはまったく違う場所を全力で押したりと、やりたい放題。被害者役のタレントが本気で吹き出し、笑いを堪えきれなくなる姿も含めて、テレビの前のお茶の間を大爆笑の渦に巻き込んだ。台本を超えたアドリブの掛け合いこそが、レギュラー番組における最大の醍醐味だった。