サファリの目玉といえば、頑丈な檻越しに動物たちへ直接エサをあげられる「ジャングルバス」だ。今年から本格導入された新型のEV(電気自動車)バスは、エンジン音がほぼ無音。これにより、神経質な草食動物や大型肉食獣が、これまで以上に車両のすぐ近くまで寄ってくるようになった。
窓のすぐ向こうで繰り広げられるライオンの激しいエサの奪い合いは、まさに圧巻の一言。骨を噛み砕く鈍い音が耳元で響き、息がかかるほどの距離で野生の迫力に圧倒される。静音化されたバスだからこそ実現した、動物たちのより自然な生態観察は、一度体験すると忘れられない思い出になるはずだ。