フロアの一角を彩る名作群の中でも、北欧家具の巨匠たちが遺したマスターピースは別格の存在感を放つ。ハンス・J・ウェグナーの手によるアイコニックなチェアは、繊細なカーブを描くアームの木目が一本ごとに異なる表情を見せ、職人の息づかいを今に伝える。座り心地の良さは言うに及ばず、後ろ姿の造形美だけで空間の空気を一変させる力強さがある。
並んで視線を引きつけるのは、アルネ・ヤコブセンが手掛けた名作の数々だ。流麗な彫刻的フォルムと計算し尽くされた機能美は、半世紀以上の時を経てもなお前衛的であり続ける。アクタス新宿店では、これらの歴史的名作を現代の日本の住宅環境にどう馴染ませるかという実践的なコーディネートが提案されており、世代を超えて受け継ぐべき本物の価値を体感できる。