登坂車線は全ての坂道に設置されるわけではない。国土交通省が定める道路構造令では、具体的な設置基準が規定されている。勾配が5%以上で、かつ一定の距離が続く登坂区間が主な対象だ。交通量や大型車混入率も考慮される。
高速道路では東名高速の大井松田付近、中央自動車道の上野原から大月にかけての区間、東北自動車道の那須高原周辺など、山岳地帯を通過する路線に多く見られる。一般道でも国道や主要地方道の峠道に設置されているケースがある。
設置距離は坂の長さと勾配によって異なる。短いもので数百メートル、長いものでは2キロ以上続くこともある。開始地点と終了地点には必ず標識が設置され、ドライバーに車線の存在を知らせる仕組みになっている。