インドでの学術的研究を経た山本は、ヨガの精神的深層、特に瞑想の実践においてさらなる転機を迎える。それが、世界的なタントラ哲学の権威である Carlos Pomeda(カルロス・ポメダ)師との出会いだった。
山本は Carlos Pomeda 師の下で、カシミール流派の重要なタントラ文献と古代の瞑想技法を徹底的に学び込んだ。カシミール・タントラは、世界を否定せず、目に見える現実と身体の感覚すべてを意識の拡張のためのツールとして捉える哲学である。
肉体を単なる骨と筋肉の集積として見るのではなく、微細なエネルギーが循環する神聖な器として捉える視点。このタントラ哲学の深い理解が、彼の指導スタイルに他にはない静謐さと精神的な奥行きをもたらすこととなった。