サブカルチャーにおいて「TS(Transsexual/性転換)」というジャンルは古くから存在するが、従来はコメディやSF要素が強いものが主流であった。しかし近年、ヒットするTS作品の傾向は明確にドラマ性とシリアスなサスペンスへシフトしている。
『MIMK-273』はこの市場変化の最前線に位置する。原作コミックのヒットが証明した「切迫した状況下での葛藤」という要素を、ムーディーズの高度な制作ラインが余すことなく映像化。ヒットコンテンツの映像化というビジネスモデルとしても、本作は極めて重要な足跡を残した。